2026年初春のご挨拶
新年明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
昨年の抱負は「足るを知る」でした。
現状に満足するわけでも飽きるわけでもなく、今置かれているこの場所において十分に輝ける生き方を突き詰めること、と僕は捉えました。
足元を確かに見つめる、脚下照顧の心得とも言えるでしょうか。
5年前に始めた十種発声はおかげさまで各地からお声がけいただき、鶴岡、船橋、広島、静岡、東京でオープンなワークショップを開催、さらには慶應義塾大学の川原繁人先生の音声学ゼミにて2回のゲスト講義をする機会にも恵まれました。
また「合唱指揮者」であることを突き詰めるために安積道也さんのマスタークラス、木島タローさんのサマースクールを受講した8月は一年の中で最大の学びの時でした。
現状維持どころか、足るを知ろうと努めることで、世界の縁がどんどん広がって行くのを感じています。
今年の抱負は、
「誨人不倦」(かいじんふけん)
としました。
孔子の「論語」にある「子曰わく、黙して之を識し、学びて厭わず、人を誨(おし)えて倦まず」より取りました。
黙って物事を知り、学ぶことを嫌がらず、飽きずに人に教えること。
人に教えること(というか知を共有すること)に飽きることは全くないのですが、表現行為として何かを成し遂げたい時に、今までは誰かをそれに巻き込むとか、丁寧にそれを説くことをあまりせずに、「自分でやっちゃった方が早いし説得力ありそう」などと思っている節があったのです。
自分の本分と信ずる音楽を、他でもなく「合唱」という複数人が集う場において成就させるんなら、それこそ「教える」ことの本領に分け入らないといけない。
今年新しく始動するグループ・RAZMONEAはまさにその実践の場として自ら立ち上げるものです。
何かを上から下賜するつもりはなく、僕が思うかっこいい、美しい、人間らしい、日本らしいものをともに感受して音楽に昇華できる仲間を少しずつでも増やしていきたいと思います。
教える場、といえば、これまで関わりのなかったある分野に突然深く関わることが一つ、そして日本の音楽を体系立てて伝える大きな機会が一つ、待ち構えています。これについては別稿にて。
さて毎年恒例(?)のうちの祖母です。
昨年6月についに百歳になりました!おめでたい!

去年気管支喘息で入院はしたみたいだけどまだまだ元気。孫の名前がだんだん出てきにくくなってるので、もう少し頻繁に会いに行かないと忘れられちゃう?!

初詣は雪化粧の中尊寺でした。高校時代は毎年元朝詣りに来ていた思い出の場所。
本年は僕にとっては新しいことずくめの疾風怒涛の一年になりそうですが、これまでと変わらず楽しく愉快にお付き合いください。
令和八年一月二日
佐藤拓












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