Biography

佐藤 拓
TAKU SATO

Photo:新村拓哉

アンサンブルを中心として、古楽から現代音楽、ポップスや民謡まで幅広いジャンルに挑戦し続ける歌手、合唱指揮者。

近年は日本や世界の民謡・民俗歌唱の実践と研究にも精力的に取り組み、特に日本の民謡(常民のうた)から日本人の本来の「声」を見つけ出すことをライフワークと定めている。2017年に結成した常民一座ビッキンダーズでは座長を務め、常民のうたのワークショップ、間宮芳生作曲『日本民謡集』をメインとしたコンサートシリーズ”まみやまみれ”を継続して開催している。

2020年以降、吸気発声や仮声帯発声、動物の鳴き真似など特殊な発声法を集めた「十種発声」というワークを自ら開発し、ボイストレーナーとしても活動を開始。首都圏をはじめ、全国各地で十種発声ワークショップを開催している。2025年には慶應義塾大学の音声学の講義にゲストとして招かれ、十種発声のレクチャーを行った。


合唱指揮者としては日本の民謡・民俗芸能を題材とした作品、男声合唱、北欧・バルト三国(特にラトビア)のレパートリーを持つ。

自身が指揮を務める合唱団ガイスマとともに2018年と2023年、ラトビア歌と踊りの祭典(ユネスコ無形文化遺産)にオーディションを通過して参加。

2026年には、自身が主宰と指揮者を務める合唱グループ・RAZMONEA(ラズモネア)を立ち上げ、「日本人の声」で日本の民謡や民俗音楽を歌う合唱表現の追求を開始した。


昭和55(1980)年、岩手県西磐井郡(現・一関市)花泉町に生まれる。岩手県立一関第一高等学校音楽部で部長を務め、全日本合唱コンクール全国大会に出場。早稲田大学第一文学部ドイツ文学専修に進学し、在学中は早稲田大学グリークラブ学生指揮者を務め、フィンランド・バルト3国演奏旅行にて指揮デビュー。

2005~06年、イタリア・パドヴァ(Padova)に渡り、Maria Gabriella Munari女史(Rovigo音楽院教授)のもとで声楽を学ぶ。
2006~2008年、World Youth Choir(世界青少年合唱団)の日本代表に選出され、ヨーロッパ各国、南アフリカ、ナミビアを周った。アジアユース合唱団(Asian Youth Choir)にも2度参加(2006、2009年)。

2010年代よりアンサンブル歌手としての活動を本格化。現在Vocal ensemble歌譜喜、Salicus Kammerchor、vocalconsort initium、Japan Chamber Choir等に所属。サルデーニャ島の伝統合唱”テノーレス”を歌うグループTenores di Tokyoのメンバー。

ソリストとして、ベートーヴェン『第九』、モーツァルト『レクイエム』、モンテヴェルディ『聖母マリアの夕べの祈り』、『モンセラートの朱い本』等のテノールソリストを務める。2024年、自身初となるリサイタル「オライノエ」を開催。

声楽を捻金正雄、大島博、森一夫、古楽を花井哲郎、特殊発声法を徳久ウィリアムの各氏に師事。

2024年と2025年、安積道也氏の合唱指揮マスタークラスを修了。

Posted by Taku Sato