<「わからない」を旅する>レッスン可能日程(2021年9月)
9/2(木)、initium; auditorium が主催する音楽イベント【#わからないフェス】に参加させていただきました。 <ここから、「わからない」を旅しよう>のキャッチフレーズのもと、auditoriumに作品を出品しているアーティストが生の舞台で様々な演奏・パフォーマンスを披露するイベントで、僕は以下の3演目に出演しました。
①ビッキンダーズ山を想う
野も山節、朝の出がけ、南部牛追唄、神輿音頭木遣、熊ひき唄
うた:常民一座ビッキンダーズ(日下麻彩、田村幸代、佐藤拓)
②Arnold Schönberg作曲『ワルシャワの生き残り(A Suovivor from Warsaw)』
※ピアノ二台版初演
編曲・ナレーター:松平敬、ピアノ:薄木葵 x 東祐輔、打楽器:柳沢勇太、男声合唱:vocalconsort initium、指揮:柳嶋耕太
③Burkhard Kinzler作曲『トマス・タリスへの上塗り(Übermalung nack Thomas Tallis)』
指揮:柳嶋耕太、合唱:vocalconsort initium
ソロ・クインテット:鏑木綾、佐藤拓、富本泰成、渡辺研一郎、西久保孝弘
これに加えて、主宰の谷郁さんと第1部から通しでMCも担当。トータル4時間ほぼ出ずっぱり!演者の紹介をするため袖ですべての出演者のパフォーマンスを聞かせていただきました。
僕も初めて出会う、「わからない」パフォーマンスが山盛り。このプログラムから「わかる」ものを見つける方が困難なのでは。本当に皆さん素晴らしかったです!
「わからない」ことを売りにしていますが、別に「どうせ皆さんにはわからないでしょうけど」という、駆け出しの若手芸人のような(笑)高慢ちきなスタンスの方は一人もいなくて、その道を愚直に突き進み、ひたすらに自分の個と関係性を見つめ続けた結果、常套的なテクニックや表現に収まりきらなくなってしまった人達だけがここにいたようにもいます。
そしておそらくですが、演者たちも自分のパフォーマンスの中に「わからない」部分を抱えながらステージに立っていたと思うんです。
「わからない」からやらない、のではなく、「わからない」からこそやってみる。
そして「わかる」と思い込んでいたものの中にも、今まで見えなかった「わからない」が潜んでいることに気づくはず。
音楽をする、あるいは面白く生きるということは、いつか何かを「わかる」ためではなくて、「わからない」ものに延々と出会い続けることなんじゃないでしょうか。
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