Vocal Ensemble 歌譜喜との10年

6人組のVocal Ensemble 歌譜喜(かぶき)は今年で結成10周年を迎えました。

合唱団やボーカルグループは5年の壁を乗り越えれば、あとは長く続くとはよく言われたものですが、我々歌譜喜もいろいろ乗り越えて、いつのまにやら10年が経っていたんですね。

(主宰のトミー(富本泰成)とは10歳差なので、歌譜喜始めたころの自分の年齢が今のトミー、と考えるとトミーすげえなと思いますね。トミーの導きで本当に多くのことを発見しています。)


この節目の年に、光栄なことに松下耕先生からお誘いいただいて軽井沢国際合唱フェスティバルに出演させていただくことになりました。

このフェスティバルは毎年海外から一流の合唱団、ボーカルグループを招聘して圧倒的な演奏を聞かせてくれるのですが、コロナ禍のためアーティストの来日が難しい状況にあり、当初予定されていたアメリカのカルテットも出演がキャンセルになってしまいました。

そこで白羽の矢が立ったのがわれわれ!

歌譜喜としてはこれまでにない大舞台で、10周年にふさわしいおぜん立てをいただきました。メンバー全員、気合がみなぎりまくり。

8月22日にフェスティバルのトリのコンサートを大賀ホールで、またサテライト公演として8月27日に東京渋谷の大和田さくらホールでも歌わせていただきました。

こだわってきた「音色とフィーリングの一致」、「色彩感」について好評の声をいただけたのがとても嬉しいですね!


歌譜喜の歴史、となると相当長くなるので書ききれませんが、実は現行のメンバーになってからはまだ9年なんですね。

ということで現・歌譜喜という意味では来年が10周年になるのかも。

今回主宰してくださった松下耕さんはじめICOTの方々に「仲が本当にいいね~」とよく言われたんですが、ステージをご覧になったお客さんからもそういった声をかけられます。

あんまり自分たちでは意識してないんですが(笑)、なにかその辺の関係性、パーソナリティの組み合わせがアンサンブルそのものに影響しているところは大いにあるんでしょうね。そりゃあ仲がいいに越したことはない!

でもそこに、音楽に対する甘えとか緩みがない、というのが大切だと思うんですよね。それこそが個々人をこのアンサンブルに繋ぎ留めている、一番大事なよすがになっている。

僕は歌譜喜のメンバー全員が好きです。そして全員を尊敬しています。

声も、キャラクターも、生き方も。

10周年(9周年)なのでちゃんと言葉にしておきました(笑)。


記録がてら、歌譜喜のこれまでの姿を写真とともに振り返ってみましょう。

これからも進化を続ける歌譜喜の応援、どうぞよろしくお願いいたします。