ヨーロッパ言語の日とラトヴィア語講座
先日、ラトヴィア語教室主催の特別講座【ラトビアの民謡「ダイナス」とはどんなもの? Ievads Latvijas Dainās】を受講しました。
講師はラトヴィア語翻訳の第一人者、黒沢歩先生です。ラトヴィア文化に関することは黒沢先生の著書で大いに勉強させていただいております。
ラトヴィアは文化の根底には口承の民謡の伝統があります。民謡の中に言語、生活習慣、思想、歴史など、あらゆるものが蓄積されていて、国家という形をとるずっと前から民族としての記憶を民謡の中に保持し続けてきたのでした。
日本で唯一、ラトヴィア語の合唱曲のみを専門に歌う合唱団「ガイスマ」(Gaisma=光)の指揮者になって今年で7年になりますが、まだまだ知らないことばかり、黒沢先生のお話からも新しい発見をたくさんいただきました。本当に民謡は奥が深い・・・!
そんな不肖わたくしが、今月ラトヴィアの歌に関するオンラインでのセミナーを複数任されることになっています。
一つは、これはもしかしたらオープンなイベントではないのかもしれませんが、9月26日の「ヨーロッパ言語の日(European Day of Languages)に、ラトヴィア大使館より委任されてオンラインセミナーのプレゼンターを務めることになりました。各国のプレゼンテーションに交じり、15分ほどラトヴィアの代表的な民謡と歌の文化について紹介いたします。
詳細が分かりましたらまたお知らせいたします。
もう一つは、コーラス・カンパニーさん主催による合唱人のための語学講座の第2弾でラトヴィア語を3週にわたって担当いたします。
9月30日(水)、10月7日(水)、10月14日(水)
19:00~20:00
受講料:3300円(税込み、3回通し)
※Zoomのウェビナーで開催
コーラス・カンパニーでの講座はこれが初めてとなります。文法や意味は置いておいて、ラトヴィア語の歌詞を読める、歌えるレベルを目指しています。
特に、私がガイスマでの指導や現地の合唱団の演奏を通して発見した、歌や合唱において美しく響くラトヴィア語の発音法をお伝えしたいと思っています。
ラトヴィアの合唱音楽は近年ますます創作が活発で、有力合唱団の来日が続いたこともあって注目を集め始めていると思いますが、まだまだラトヴィア語という言語へのとっつきにくさがあることは否めません。この講座で、ラトヴィア語を読むのはそこまで難しくないということと、言語としての特徴的な響きとリズムがあることをぜひ皆さんにお伝えしたいと思っています。
当日この時間に出席できなくても、申し込んでいただければ後から動画で視聴することもできます。
まだまだ空きがあるそうですから、ぜひともお申込みくださいませ!
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