合唱団ガイスマ、ラトビア歌と踊りの祭典へ出発します!
私が指揮を務める日本ラトビア音楽協会合唱団ガイスマは、ラトビア歌と踊りの祭典(XXVII VISPĀRĒJO LATVIEŠU DZIESMU un XVII DEJU SVĒTKI)に参加するため、6/30~7/11まで日本を離れます!
歌と踊りの祭典は5年に一度開催される国を挙げての巨大なフェスティバルで、歌の祭典は27回目、踊りの祭典は18回目となります。
歌の祭典が始まったのは1873年、そう、今年は150周年の記念イヤーなのです!
ラトビアという国が独立したのは1918年。その半世紀近く前から続くこのイベントは、名実ともにラトビアという国・民族のアイデンティティを象徴するものです。バルト3国の他の2国にも同様のイベントがあり、まとめてユネスコの無形文化遺産に登録されています。
ガイスマは2013年から3回続けての参加が叶い、今回は大コンサート”清らかな、歌の道”(KORU LIELKONCERTS “TĪRUMS. DZIESMAS CEĻS")と、クロージングコンサート”一緒に、天へ”(NOSLĒGUMA KONCERTS “KOPĀ AUGŠUP")の2つに出演します。
いずれのコンサートも3時間半を超える長大なプログラムで、1万数千人の歌手たちが森の中の野外ステージで、4万人以上の観客を前に合唱し続けます。
・・・と言われても、全然規模感が想像できませんよね(笑)。
前回(2018年)の映像があるので、雰囲気だけでも感じてみてください。
祭典、と聞いて日本の合唱祭のようなイベントを想像する人もいるようですが、それぞれの合唱団の個別の発表があるわけではなく、全体で大きな合同合唱団となって歌うのが特徴です。
この1万数千人の中に入るためには結構厳しいオーディションがあり、ガイスマは在外ラトビア人(Diaspora)カテゴリーで上位の成績をいただいて出場できることになりました。おそらく、ラトビア人団員のいない唯一の団体だと思います。
ラトビアでの様子はSNSでこまめに報告する予定です。よろしければフォローなさってください!
僕自身ラトビア訪問は4度目、歌の祭典参加は2度目となります。初めて行ったのは2002年、早稲田大学グリークラブの海外演奏旅行でした。
今回は初めて「踊りの祭典」の2つのコンサートも鑑賞できる予定で、今から非常に楽しみです!
ところで今回のスケジュールが鬼のようにヤバいので、ここにお知らせしておきます。
ラトビアの国営放送のネット配信や、もしかするとYouTubeライブなどでもコンサートを見ることができるかもしれませんので、詳細わかりましたらお知らせします。
6月30日
成田空港発(23:05)
7月1日
ヘルシンキ経由でリーガ着(9:15)
市内観光~フリー
7月2日
祭典オープニングパレード(市中数kmを民族衣装で行進)
7月3日
唯一の1日フリー!
作曲家のEvija、歌仲間の志野とミーティング
16時~ 踊りの祭典大コンサート”Balts”鑑賞 @Arena
7月4日
9~20時 大コンサートリハーサル @野外ステージ(Mežapark)
7月5日
9時~ 大コンサートリハーサル
20時半~24時 ゲネプロ @野外ステージ(Mežapark)
7月6日
在ラトビア日本大使館でのランチミーティング
20時半~24時 大コンサート本番 @野外ステージ(Mežapark)
7月7日
11~21時 クロージングコンサートリハーサル @野外ステージ(Mežapark)
22時~ 踊りの祭典グランドコンサート"Mūžīgais dzinējs"鑑賞 @Daugavas Stadions
7月8日
9時~ クロージングコンサートリハーサル
20~25時 ゲネプロ @野外ステージ(Mežapark)
7月9日
午前午後はフリー!
20~24時 クロージングコンサート本番 @野外ステージ(Mežapark)
終了後も朝まで歌う・・・?)
7月10日
リーガ発(14:20) ヘルシンキ経由
7月11日
成田空港着(13:05)
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