広がるラトビアの輪 〜ラトビア 音楽の夕べVol.3〜

2026(令和8)年8月8日、8が重なるこの日に、合唱団ガイスマの主催で3回目となる「ラトビア 音楽の夕べ」が開催されました。

前回Vol.2の様子はこちら。

出演者は前回に引き続き合唱団ガイスマ、ラトビア音楽ユニットのウズマニーブ(UZMANĪBU)、そして公募合唱団のクラーサス(Koris Krāsas)の三団体に、昨年のコンクールでラトビアの作品を見事に演奏して話題をさらった埼玉のscatola di voceさんを新たにお招きしました。

合唱だけで3グループはなかなかのボリューム!しかもそれぞれの団が全く異なる味わいのラトビア作品を演奏することで、ラトビアの合唱の一面的でない多様なありかたが見える構成となりました。

出演を快諾してくださったscatolaの皆さん、指揮者の森田悠介さん、誠にありがとうございます!

今回のプログラム

僕個人としては、全体の企画と構成を担当しつつ、ガイスマの指揮、クラーサスの下振りと歌唱、諸々の事務作業などを兼ねるハードなイベントでしたが、ガイスマのスタッフたちの先回りした運営に助けられ、なんとか駆け抜けることができました。今度こういうイベントやる時は、事前にもっとしっかりチームの体制づくりをしておくべきと反省。

今回は川口総合文化センターリリアの、改装したての音楽ホールを運良く借りることができ、最高の音響に恵まれました。

ガイスマのメンバーは大舞台が初めてのメンバーが多数ながら、民謡的な歌唱から本格的なアカペラ作品、歌の祭典の定番曲までを今までにない練り込みで歌えました。ここで合唱を始めたばかりの方が多いのに、ラトビアへの愛と関心がちゃんと音楽に反映されています。

スカートラさんの「The Nightingale」(Uģis Prauliņš作曲)はリコーダー付きの大曲で圧巻の演奏!

ウズマニーブさんには、今回山崎志野の歌とのコラボをお願いしたのですが、これが本当に大当たり!ラトビア人のCDで聴くような響きで、一気に会場が森に変わりました。

2回目のステージとなるクラーサスは、今年90歳になる作曲家Pēteris Vasksとその教え子たちの作品を集めたプログラム。静謐さ、ラトビアの僻地の風景、月と太陽への信仰、和声と言葉の美しい出会いを、山崎志野ならではの視点から鮮やかに描く5曲。僕は歌い手として初めて参加し、志野の音世界にどっぷり浸かりました。

合同ステージに歌った「Lec, saulīte!」(昇れ、太陽よ!)は近年の歌の祭典の定番曲。リコーダーの浅井愛さんとウズマニーブのクアクレとバイオリンの響きが加わった、この日限定のオリジナルアレンジでした。


当日は実に多くのお客様にも恵まれ、8割ほどの埋まり具合。ステージ上からはほぼ満席に見えました!ガイスマ主催イベントとしては過去最多を更新。

8月頭に来日したばかりの新しい駐日ラトビア大使のKaspars Krumholcs様にも、お忙しい中ご臨席いただきました。お話しさせていただきましたが、このようなイベントが日本で行われていること、これだけの人が集まってラトビア音楽を楽しんでいることにとても感激されていたようでした。

ロビーではリガコレクション(自由ヶ丘)とカフェ・ライマ(愛知県安城市)にもご出店いただき、ラトビアの雑貨、ハーブティー、ハチミツなどを販売していただきました。こちらも大変好評!


そもそも、何故、ラトビアなのか?

ガイスマの指揮者として14年目、自分でも何故ここまでラトビアに入れ込むのか不思議です。

でもこの数年、ガイスマ入団者の増加や、イベントの際の来場者の多さ、そしてラトビアという国に出会った人たちの人生の転換を目の当たりにして、この国の「魔力」ともいうべき力をひしひしと感じます。

このイベントをハブとして、日本におけるラトビア愛好者の輪が広がっていくこと、また新しい出会いがここで芽生えることを大切にしていきたい。

私と、ガイスマの願いであり、創団からの使命ともいえます。

さ〜て、次はどんな企画ができるかな〜(全くの白紙)