【1/30(金)】追悼 間宮芳生作品個展 ~まみやまみれ あいまみえ~開催!
既にSNS等では告知しておりますが、2026年1月30日(金)の夜、常民一座ビッキンダーズ主催による公演「まみやまみれあいまみれ」が開催されます。
戦後日本の作曲界の新たな展望を切り開き続けてきた作曲家・間宮芳生(1929-2024)さんが一昨年12月11日に亡くなりました。僕は若い時から間宮さんの作品、言説、思想に強い影響を受けており、間宮作品に出会ったことで日本や世界の民謡・民俗音楽に惹かれるようになりました。人生の里程標ともいえる存在の一人です。
私が座長を務めるビッキンダーズは、結成当初から間宮さんの「日本民謡集」に取り組んでおり、歌い手3人がこの曲集の全曲(27曲)を歌いきるまで続くシリーズ”まみやまみれ”を2017年に始めています。間宮さんの眼を通して見えていた日本の民謡と西洋音楽との接合点を、歌い手のアスペクトから紐解きつつ、民謡が持つ音楽としての根源的な力、美しさを、世の中と自分自身に対して明らかにする試みでもあります。
5回目となる今回のまみやまみれは、間宮さんの追悼公演として、これまでよりも大幅に出演者を増やして、間宮さんの幅広い創作の成果を集めることにしました。いずれの作品も、民謡や民俗音楽をベースとしたもので、ピアノソロ、歌曲、合唱、チェロとピアノ、そしてモノ・オペラといった多彩な編成です。
間宮芳生の音楽にどっぷりまみれた者たちが、それぞれのわざを携えてあいまみえる。我ながらいいタイトルとつけたと思いますね(笑)。
この記事では、まみやまみれに出演してくださる演奏者をご紹介します。
寺嶋陸也(監修・ピアノ)
間宮芳生さんの直弟子のお一人である寺嶋さんに、今回の公演の監修をお願いいたしました。間宮さんの音楽を一番近いところで見てきた方で、この公演には絶対に必要な存在です。
間宮先生のご自宅に残された膨大な楽譜・資料の整理のさなかで発掘された初期のピアノ作品「二つの東北民謡」(1955年)を蘇演していただきます。(ちなみにこの作品、この公演に合わせてカワイ出版から出版が決まりました!)
常民一座ビッキンダーズ(うた)
言わずもがな、この公演の主催です。2022年のまみやまみれ四巡目「野のうた はじまりの音楽」以来3年3か月ぶりに「日本民謡集」に挑みます。ピアノは一座の座付鍵盤奏者、岡野勇仁さん。
この3年の間に日下座員は結婚、田村座員は結婚&出産と、大きく人生のステージに変化がありました。常民のうたが人の生活感情から立ち起こるとすれば、きっと以前とはまた一味違った唄声が響き渡るはずです。乞うご期待!
谷本喜基&Icola Ensemble(ピアノ・合唱)
よしきは僕と田村座員が所属するVocal ensemble歌譜喜のメンバー。もう13年の付き合いで、ちょっとした家族のような関係。(ちなみに日下座員も歌譜喜の初期メンなのです)
Icola Ensemble(通称:いこらん)は谷本君のもっともコアな部分を託すグループで、2023年に行った公演で間宮さんの合唱のためのコンポジション第10番「オンゴー・オーニ」を取り上げ、僕はゲストとして歌と指導に参加しました。この時の、よしきのピアノ弾き振りによる演奏がとても素晴らしく、今回のまみやまみれに真っ先に出演を依頼しました。
指揮や歌だけでなくピアノも一流のよしきにしかできないだろう演奏です。ビッキンダーズの3人も助っ人として合唱に参加します。
髙橋麻理子&山田剛士(チェロ・ピアノ)
「間宮芳生好きならなにか生まれるのでは」と、共通の友人の紹介で知り合ったのがチェロの高橋さん。新宿の四文屋で飲みながら間宮さんの人柄や作品について語り合ったのが最初の邂逅でした。
お二人のデュオで間宮さんのチェロ作品を集めたCDを制作されており、民謡の息遣い、土地の香りを弦に乗せることのできる非常に貴重な演奏者です。今回はこのCDに収められている3作品「五つのフィンランド⺠謡」「チェロ・ソナタ」「六つの日本民謡」からの選りすぐり4曲を弾いていただきます。
侘助組(モノ・オペラ)
チーム名がないので勝手に命名しましたが(笑)、モノ・オペラ怪談「侘助(だすけ)の首」を演奏する佐藤拓(唄)、姫田大(フルート)、山中信人(津軽三味線)、石森裕也(打楽器)の4人組です。
この作品は1988年に僕の師匠である森一夫さんの初リサイタルに際して、森さんと同じく青森育ちの間宮さんが全編津軽弁の台本で書き下ろした作品です。おそらく初演者以外では初の再演になるのではないかと思います。
森一夫さんについてはこちらの記事をどうぞ。
僕にとってはいつかやるべき、絶対に引き継ぐべき作品の筆頭でしたが、今回森さんとの複数回の共演歴がある姫田さんと山中さんを寺嶋さんに紹介していただいたことが大きな後押しになりました。打楽器は一昨年ビッキンダーズと共演してくださり、お神楽や民俗芸能への膨大な知識と経験をお持ちの石森さんにお声がけしました。この曲をやるにあたって最強の布陣と自負しております。
作品そのものについてはぜひ会場で聞いて(観て)楽しんでいただきたいと思います。
公演の最後には全員集合の合同演奏も企画しています。これは会場でのお楽しみで。
さまざまな縁がつながって、このように素晴らしい演奏者揃う舞台が用意されました。コンセプトに共感下さった音楽家、音楽学者の方からもエールをいただいております。
なによりも演奏を完成させるのはお客様です!ぜひとも満席の会場でまみやまみれを成し遂げたいと思います。
チケットのご購入はteketの販売サイトからお願いいたします。
2026年1月30日(金)
開場: 18:30 / 開始: 19:00 (終演予定:21:00)
渋谷区文化総合センター大和田 伝承ホール
一般:4,500円 U-25(25歳以下):2,500円
全席自由
↓↓↓こちらをクリック↓↓↓
















ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません