ニュートラルな声
オンラインレッスンの開始をお知らせして、ありがたいことにいくつかの申し込みをいただいています!
合唱仲間、合唱指揮者、幼馴染など・・・これまでの縁がオンラインで新たにつながりだす、新鮮な経験です。
オンラインでの発声指導は、声の音質を見極めるのはリアルには及びませんが、相手の顔や体の状態がわりとよく見えますし、画面の共有などでいろいろな情報を送れること、録画してあとから復習できることなど、リアルでやろうとすると面倒なセッティングが簡単にクリアできます。
日常生活や、これまでの音楽活動でしみついてしまっている「癖」が、声を素直に出すことを阻害してしまっていることが多く見受けられます。私のレッスンでは、まずニュートラルな「その人自身の声」を発見するところからスタートしています。
ニュートラルってどういうこと?、と思わるでしょうが、端的に言えば「普通に声を出す」ということ。
しかし、この「普通に声を出す」というのは非常に難しいことなんですね。
発声の出発点でもあり、最終目標かもしれません。
いったんニュートラルになった声帯と身体からは、あらゆる声を出せる無限の可能性があります。
そのためには、あんまり普通でない(笑)声の出し方もたくさん提示しています。
たとえば、「息が鼻に抜けてしまう」というお悩みのあった男性。
息が鼻のほうに行ってしまうので鼻声になってしまい、息も長く続かない。声を聴かせていただくと、確かに特定のシラブルで無意識のうちに鼻に多くの息が漏れているようでした。
もともとは口呼吸気味だったようで、合唱を始めてから「響きを上に」「軟口蓋を上げて」といった指導を受けてきたことで、頭蓋上部への息の流れを意識的に行ってきたようです。それが癖づいて、逆に鼻のほうへ抜けやすくなってしまった、とみられます。
この生徒さんには「とある方法」で簡単な発声をしてもらいました。
それは日常でよくする行為ですが、これをしながら声を出すというのはあまりないでしょう。
そのあと、普通の状態で声を出してもらうと、鼻へ抜ける声はほとんどなくなりました。
ほんの5分くらいのことです。
口の中のある部分がニュートラルな声の通り道を阻害していたので、それを取り除いたような形です。
もったいつけることもないのですが(笑)、この「とある方法」を知りたい方はぜひ一度私のレッスンをお受けになってみてください。
それぞれの声の状態にふさわしい解決方法をお伝え出来ます。
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