日本エストニアバーチャルクワイア 動画リリース!
昨日6月13日(日)の19時、日本エストニアバーチャルクワイアプロジェクトの動画がついにプレミア公開されました!
何はともあれぜひ動画をご覧になってください。編集した自分すら感動してしまうほどの出来です。
プログラムはこちら。
1,"Ta lendab mesipuu poole(蜂の巣の方へ)" (作曲:Peep Sarapik)
2,"明日があるさ“(編曲:横山潤子)
3,"夕焼け小焼けお月さま“(作曲:西村英将・混声版編曲:上田絢香) ※混声版初演
このプロジェクトの発端については以前の記事で詳しく紹介しています。
友人のエストニアの合唱指揮者・上田絢香さんに「いっしょにバーチャル合唱やりませんか?」と声をかけられたのは今年の初め頃。そこから怒涛の勢いで準備をはじめ、西村英将さんの遺作を混声版で初演しようという大きな話になり、リモートで頻繁にやり取りを繰り返してきました。
僕の指揮する合唱団Baltuは小さい合唱団ですが、このプロジェクトにはできるだけたくさんの方に関わってほしいと思い、リモート合唱に参加してくれるゲストメンバーも募集しました。ニッチな企画なのでどれぐらいの人が来てくれるか、5人でも来てくれたら嬉しいなあと思っていたら、最終的には26人の方が全国津々浦々からご応募下さいました!
日本とエストニア合わせて60名ほどの合唱団がオンラインで結ばれる。いやーこんな大事に発展するとは夢にも思ってなかった。
僕も上田さんも、執念というか、なにか強い意志に後押しされてプロジェクトにのめり込んでいたと思います。自分の中の音楽的欲求をはるかに超えるものが、合唱団から、曲から生まれ出ていくのをはっきりと感じました。
本プロジェクトは在エストニア日本大使館の「日エ友好100周年記念事業」の一つに採択され、北岡大使からのメッセージに加えて、「明日があるさ」では演奏とビデオにもご参加いただくことができました。
そのおかげで、ビデオはとても魅力的な、楽しいものに仕上がりました。こんなに楽しそうにノリノリで参加してくれる大使館、珍しんじゃないでしょうか(笑)。
日本とエストニアで何度か合同撮影会やミーティングを行ったのですが、ほんのわずかの出会いでもお互いの顔を見ながら話をすることで、一気に連帯感と親近感が増しますね。
メンバーの一人が、「リモート合唱で一人で歌って録音していたはずなのに、出来上がったビデオを見たらエストニア人と一緒に歌っているような気持ちになった」と言っていましたが、なんて素晴らしいことでしょう。
昨日のプレミア公開もみんな一緒に見た後、Zoomでつないで乾杯しました。リアルの演奏会の後のような爽快感と達成感、感激に包まれた時間でした。
ちなみにこの動画、エストニアで映像の勉強をしている高校生の女の子が編集してくれたんですけど、コンテのプランや欲しい素材の指示が明確で、しっかりとしたストーリーのある構成になっています。
エストニア人の軽妙なダンスは、はじめは直立で歌おうとしていた大人たちに、この女の子が「楽しそうに動いてみて」と指示して急遽やったらしいんです。ぎこちないのはそのせいか(笑)。でもこれがめちゃくちゃ可愛らしいですよね。
あと、今日気付いたんですが、あるシーンで合唱の音源にはない音、つまりビデオ側の音声が合唱に重なって入っているところがあったんです。単純に動画の方をミュートにしなかったミスかもしれないんですが、もうそれがほんとに絶妙で。どこなのかぜひ探してみてください。
見るほどに発見がある、新しい味がする映像です。
双方の参加者にとっても満足度の高い企画になってくれたようで、次の企画はいつにする?なんていう話もさっそく出ています。この一回きりのつながりではなくて、ここから始まる新しい友情を丁寧に育てていきたいと思います。
実は年内に別件で国際的なプロジェクトをもう一本立ち上げる予定です。これもうまくいきますように・・・!
Aitäh!!
Kohtumiseni Eestis ja Jaapanis!
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