2022年初春のご挨拶

新年あけましておめでとうございます。

岩手の実家で年越しを過ごしている佐藤です。

大晦日の23時30分に、送電設備トラブルで突然我が家だけ停電、真っ暗闇の中でUNOをしながら新年を迎えた佐藤です。

あってよかった非常用LED

昨年同様、結構な大雪に包まれた岩手。去年と違うのは、実家に新しく家族が増えていたことですね。

生後3ヶ月の柴犬「ベル」ちゃんです。名付け親は僕と妻。

見ての通り超可愛いんですが、噛みグセがとてつもないです。ほとんどオオカミ。家族全員負傷しております(笑)

ベルの成長を見るために頻繁に帰りたくなっちゃう。あーこれ以上大きくならないでほしい!


さて、一年の計は年頭にあり。

今年の抱負は「おもしろくあれ」にしました。

自分が将来的にどうなりたいのかよくよく考えてみると、単純に「おもしろい」人間になりたいと、大昔からずっと考えてたんですね。

小学校の卒業文集には「宇宙飛行お笑い芸人になって火星人を笑わせたい」と書いていました。

当然ボケで書いたわけですが、このボケを受けられるほどに、今の自分は「おもしろい」のかな、と最近とみに考えてます。

「おもしろい」人間は、ただ人を笑わせるだけではなくて、いろんな生活感情がアイロニーとメタファーとユーモアで編み込まれて、ふとした瞬間にじわりと滲み出てくるもんです。

思い出すのは師匠・森一夫が歌ったモノオペラ「陀助の首」(間宮芳生作曲)。

滑稽なお伽噺のような内容なのに、聴き終わった後になぜか涙が止まらなかった。

80歳とは思えない声にも驚かされたけど、そこに滲み出る歌い手自身の人間臭い「おもしろさ」に圧倒されたんだと思います。

ああいう演奏家に、私はなれるかなあ。


「おもしろい」人になるだけでなく、「おもしろい」企画、演奏にも自発的、多発的に関わってまいります。面白い話あったらぜひ巻き込んでください。

本年も健康で、おもしろい一年になりますように。

磐井川堤防にて

令和四年一月三日

佐藤 拓